感想など

 Sudoku GP の第 7 戦.これまでは,大会ごとにある程度の違いがあるとはいえ,Classic Sudoku の要素が強い大会ばかりでした.それぞれの大会は面白くても,頻度があまりに高くて正直なところ飽きていました.ところが,今回は,他のパズルの要素が強く,インストラクションを見た時点で大興奮.数独と他のパズルの融合は,ペンシルパズルの中で最も好きなジャンルです.
 満点を目指してスタートしたのですが,プリンタのインクのトラブルで最後の 3 題を紙に写すことになり (この 3 題は序盤にまとめて解きました),さらに Logidoku で破綻して修正できませんでした.優勝できたことに驚いています.Sudoku Rating でも,ついに念願の 1 位に浮上しました.
 特に面白いと感じたのは Psycho Killer で,難しく感じたのは Classic 3 と Halved Square です.Halved Square は,「これを解けば満点が狙える」と自分に言い聞かせて頑張りましたが,20 分以上かかりました.Snapshot は,類似の意地悪問題の経験が何度かあったので,6 と 9 だけのピースを見た瞬間にネタがわかりました.すべてのピースをわずかに傾けておくくらいの「手がかり」があった方が良かったかもしれません.正解者 9 人のうち 4 人が日本人というのは,経験の有無が決め手になったことを表していますね.
 大会への評価は否定的なものが多いようです.例えば,Irregular Bands は消す数字を決める作業と盤面に埋め込む作業が完全に独立している問題だったという意味で Sudoku の大会には向かないと思うのですが,複数の作業を同時に進めていくタイプの問題については,それこそがペンシルパズルの面白さだと認識しています.他のパズルにもある程度慣れておかなければならないという点で敷居が高いのは認めますが….

 前半が低得点の苦手なタイプ,後半が高得点の得意なタイプだったので,迷わず逆順に解きました.全体に,予想より難しくて焦ってしまいました.
 ルールとして好きだったのは Antimagnets (磁石を「置けない」の発生の仕方が面白い) と Unique Fillomino で,大会の問題が面白かったのは Battleship sums (1, 2) と Japanese sums and products (2) でした.Battleship sums (1) は,パターンの見落としで 20 分くらい浪費してしまったのが悔まれます.また,Contact slitherlink が本家のスリザーリンクよりも直感が効きやすくて面白かったです.
 次回 は Instructionless のようですね.楽しみでもあり,不安でもあります.